先日、上記のようにトヨタ流の問題解決について大切な「心構え」をポストしました。
このポストについて解説していきたいと思います。
ビジネスにおいて問題解決は不可欠なスキルです。しかし、適切な手順や心構えがなければ、問題の解決は簡単ではありません。本記事では、問題解決に必要な「心構え」を中心に解説します。将来的に具体的な問題解決プロセスも詳細に取り上げていきますが、今回はその土台となる心構えをしっかり学んでいきましょう。
問題解決は以下の8つのステップで構成されています:
このプロセスを効果的に進めるためには、特定の「心構え」が求められます。以下、10の重要な心構えについて解説します。
現状に満足せず、常に「あるべき姿」を追求することが重要です。前例やタブーにとらわれず、問題を見つける力を養いましょう。
実践例:毎日の業務で「なぜこの作業が必要なのか?」「もっと効率的な方法はないか?」と問いかけることで、新たな改善点が見えてきます。
手段が目的とすり替わらないように、「本当の目的は何か?」を常に問い続けましょう。特にお客様や後工程の立場で考えることで、行動の方向性が明確になります。
実践例:報告書作成の際、「なぜこの情報が必要なのか?」「誰のために作成しているのか?」を考えることで、本質的な価値を見失わずに済みます。
責任感を持ち、主体的に行動することが求められます。「自分はどうしたいのか?」「自分は何をすべきか?」と考え続け、解決策を提案・実行しましょう。
実践例:チーム内の課題に対して「誰かがやるだろう」ではなく、「自分にできることは何か」と考え、具体的な行動を起こします。
高い目標に向かって、情熱と創造力を持って挑戦することが重要です。失敗を恐れず、新しい視点で問題に取り組みましょう。
実践例:従来の方法に固執せず、「もし制約がなかったら?」と考えることで、革新的なアイデアが生まれることがあります。
現地現物で事実を直視し、推測や憶測を排除しましょう。データと事実に基づいた判断が、的確な解決策につながります。
実践例:「生産性が低い」という感覚的な問題提起ではなく、具体的な数値やデータを収集して現状を正確に把握します。
困難に直面しても、強い意志と粘り強さを持って最後までやり遂げることが成功のカギです。
実践例:最初の解決策が上手くいかなくても、「では、次は何ができるか」と建設的に考え、新たなアプローチを試みます。
基本に忠実に、決められたプロセスを確実に実行することが重要です。また、周囲の意見に耳を傾ける謙虚さも忘れないようにしましょう。
実践例:急いでいても問題解決の手順を省略せず、各ステップで立ち止まって確認する習慣をつけます。
問題を認識したら、速やかに行動を起こすことが重要です。必要に応じて暫定的な対策も検討しましょう。
実践例:品質問題が発生した場合、原因究明と恒久対策は並行して進めながら、まず応急措置を講じて被害の拡大を防ぎます。
問題の状況や対策の進捗を関係者全員で共有し、情報を可視化することで、組織として一貫した対応が可能になります。
実践例:プロジェクト管理ツールを活用して進捗状況を共有したり、定期的な情報共有会議を設けたりします。
関係者全員の知恵と経験を活かし、多様な視点から解決策を検討することで、より効果的な対策が生まれます。
実践例:現場作業者から管理者まで、立場の異なるメンバーが参加するブレインストーミングを実施し、様々な角度からアイデアを出し合います。この10の心構えは、相互に関連し合って効果を発揮します。一つ一つの実践を積み重ねることで、より強力な問題解決力を身につけることができます。
問題解決において、心構えは成功への重要な基盤です。現状に満足せず、事実に基づいた解決策を迅速かつ粘り強く追求する姿勢が、持続的な成長と成果をもたらします。
これらの心構えは、一朝一夕に身につくものではありません。日々の小さな実践を積み重ねることで、徐々に自分のものとなっていきます。まずは今日から、できることから始めてみましょう。
次回は、問題解決の各ステップに入る前の問題の見つけ方について詳しく解説していきます。皆様の問題解決力向上、業務改善にお役立てください!
今日から始められる簡単なアクションとして、毎日の業務の中で「なぜ?」を3回問いかけてみましょう。この小さな習慣が、新たな気づきと改善のきっかけとなります。
大学卒業後、トヨタ車体株式会社入社
部品調達・物流・生産・設変管理を経験後、独立起業
2023年Weaps株式会社立ち上げに伴い、代表取締役就任
自身の経験を交えながらトヨタ生産方式(TPS)の導入および専用のWebアプリケーションを通じて企業の生産性向上を行っている。
ビジネスだけでなく投資・政治経済・ヘルスケアなど幅広い分野に精通しており、これらの知見を活かしブログでは生産性向上や資産形成、時事問題から健康管理まで、実用的な情報を発信中。