✓補助金を活用したいけれど、どの補助金を選べばいいのかわからない
✓申請要件が複雑で理解できない」「手続きの流れがイメージできない
そんな声をよく耳にします。特に令和6年度は、多くの補助金の公募が停止している中で、最後の大型補助金として注目を集めているのが事業再構築補助金の第13回公募です。
この補助金は、これまでも人気の高い補助金として知られており、かつては採択率が5割強と比較的高く、多くの事業者にとって活用しやすい支援策でした。しかし、令和5年度の秋頃に延期が発生し、その後採択率が大幅に低下したことで申請者数が減少するという経緯がありました。
そんな中、新規事業費補助金や中小企業省力化投資補助金など、様々な後継補助金が登場することが予告されていましたが、事業再構築補助金については「本当に最後」という形で第13回公募の実施が決定されました。この機会を逃すと、同様の支援を受けることが難しくなる可能性があります。
1月10日に内容が解禁されたこの補助金は、新市場進出や業種転換、事業再編を考える事業者にとって、重要な機会となります。この記事では、申請の基本要件から実務的な注意点まで、すべての必要な情報を徹底的に解説していきます。
事業再構築補助金は、ポストコロナに対応した事業再構築を行う事業者を重点的に支援することを目的としています。具体的には、新市場進出事業や業種の転換、事業再編、またはこれらの取り組みを通じた規模の拡大等、思い切った事業再構築に意欲を有する中小企業等の挑戦を支援するものです。
この補助金は、100億円企業を目指す事業者や、新規事業への進出を検討している事業者にとって、特に重要な支援策となっています。補助金の活用により、新たな市場への参入や事業構造の転換を実現し、企業の持続的な成長を支援することを目指しています。
特に、令和6年度の公募においては、前回までの実績や課題を踏まえた制度設計がなされており、より実効性の高い支援を提供することが意図されています。申請を検討する事業者は、自社の事業計画と補助金の趣旨が合致しているかどうかを、慎重に検討する必要があります。
今回の第13回公募では、特に重要な変更点として事前着手制度の完全廃止が挙げられます。これは、交付決定前に事業を開始した場合、補助金の交付対象とならないということを意味します。
事業再構築補助金の申請にあたっては、3つの基本要件をすべて満たす必要があります。これらの要件を一つでも満たさない場合、申請そのものができませんので、慎重な確認が必要です。
第一の要件として、実施する事業が「事業再構築」の定義に該当する必要があります。この定義は事業類型ごとに細かく規定されており、自社の計画が要件に合致するか、慎重な確認が求められます。
二つ目の要件として、事業計画について金融機関等や認定経営革新等支援機関の確認を受けることが必須となっています。融資を受けて実施する場合は金融機関の承認が、そうでない場合でも認定支援機関の承認が必要です。
三つ目の要件は、補助事業終了後3~5年で付加価値額の年平均成長率が3~4%以上増加、または従業員一人当たりの付加価値額の年平均成長率が3~4%以上増加のいずれかを達成することです。この成長率は事業類型によって異なります。
事業再構築補助金の申請において、GビズIDプライムアカウントの取得は最も基本的かつ重要な要件となります。このGビズIDプライムアカウントは、補助金の電子申請を行うための必須要素であり、申請開始前に必ず取得しておく必要があります。
GビズIDの取得方法は、申請者の状況によって異なります:
特に重要なのが、GビズIDプライムアカウントの利用に関する制限事項です。2年前の公募から、以下の点が厳格に管理されるようになりました:
今回の第13回公募では、3つの事業類型が用意されています。各類型には異なる特徴と要件があり、事業者の状況や目的に応じて最適な選択が求められます。ここでは、各類型の詳細と、申請時の重要なポイントについて解説していきます。
さらに、短期間に大規模な賃上げを行う場合は、それぞれ2,000万円、4,000万円、5,000万円、7,000万円と補助上限が引き上げられます。
補助率は、中小企業が基本1/2、中堅企業が1/3となっており、賃上げを行う場合はそれぞれ2/3、1/2に引き上げられます。
賃上げを行う場合は、それぞれ4,000万円、6,000万円、8,000万円、1億円まで補助上限が引き上げられます。中堅企業の場合は基本1億円、賃上げ実施で1.5億円まで可能です。
補助率は中小企業が3/4、中堅企業が2/3です。ただし、コロナで抱えた債務の借り換えを行っていない場合は、それぞれ2/3と1/2に引き下げられます。
補助金の活用にあたって、どのような経費が対象となるのか、明確に理解しておくことが重要です。
事業再構築補助金の活用には、明確なスケジュール管理が不可欠です。
事業再構築補助金の活用にあたっては、いくつかの重要な点に注意が必要です。
補助事業により取得した資産については、3年間の財産処分制限が課されます。この期間中に当該資産を処分した場合、補助金の返還が必要となります。
採択後、5年間にわたって毎年の事業化状況報告が義務付けられています。この報告では、事業の成果や進捗状況を報告する必要があります。
重要な注意点として、補助金を活用して実施した事業で収益が出た場合、補助金の返還が必要となる場合があります。このため、長期的な視点での収益計画が重要となります。
令和6年度の最後の大型補助金となる事業再構築補助金第13回公募について、主要なポイントを整理しました。
本記事で解説した内容は、1月10日に解禁された事業再構築補助金第13回公募の情報に基づいています。補助金の申請を検討されている方は、公式ホームページで最新の情報を確認するとともに、必要に応じて認定支援機関等の専門家に相談することをお勧めします。
大学卒業後、トヨタ車体株式会社入社
部品調達・物流・生産・設変管理を経験後、独立起業
2023年Weaps株式会社立ち上げに伴い、代表取締役就任
自身の経験を交えながらトヨタ生産方式(TPS)の導入および専用のWebアプリケーションを通じて企業の生産性向上を行っている。
ビジネスだけでなく投資・政治経済・ヘルスケアなど幅広い分野に精通しており、これらの知見を活かしブログでは生産性向上や資産形成、時事問題から健康管理まで、実用的な情報を発信中。